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好きなのに素直になれない気持ち 作者:hime

第2回   お客さんから彼氏になる瞬間
それから、しばらく経った週末お店は早い時間から忙しくあたしも11時ですでに飲みすぎでかなり酔っぱらっていた。

いつもなら、はるにメールしている時間なのだがそんな時間も余裕もなく時間は過ぎていた・・・。

するとマネジャーから「いりあさん、ご指名です。」と呼ばれ「誰だろ?でも助かったこれで少し楽できる・・・。」

そして、席に向かうと・・・
いりあ「あれっ?はる?何でいるの?」
はる「さっきまで、みんなと飲んでたんだけど飲み足りなくて・・・(・ω・;A)フキフキ 」
いりあ「あたしはもすでにかなりの酔っ払い↓めちゃめちゃ飲まされちゃってさぁ」
はる「みたいだねっ!!まっそんな日もあるさ」(笑)

そして、はるの席であたしはいつものように他愛もない会話をして飲んでいた。
時間がすぎ早い時間から来ていた客が帰り始めフロアーにははるともう1組だけになった。

いりあ「このまえさぁ、好きな人の話したでしょ・・・?あれさ、はるのことなんだ!
はるはいりあのこと、ど〜おもってる?」

はる「えぇぇっ!!!マジ?・・・俺?・・・俺もいりあのこと好きだよ☆」

いりあ「ホント??やったぁ〜」(*´∀`*)

あたしはお酒のせいや、テンションが高くなっていて周りに人がいなかったこともあり、やっと落とせたと言う気持ちと嬉しさで、彼氏のことは忘れてはるにキスをしました。
そして、その後も何度かキスをしはるも帰る時間になりました。

夏になる頃、はるとも付き合うことになりあたしは2股をかけました。
そしてその頃には、あたしは店でNO1になっていました。

そしてそこからあたしの2股生活の始まりです。

その時点ではあたしの中ではるは、2番目で彼氏と言うより利用できて都合がいい男でした。
好きという感情も特にあったわけではなく。
思い通りにならないことから始まったゲーム感覚でした。

りゅうといる時のあたしは自分の気持ちを素直に言えて、甘えることもでき周りからみてもいつもラブラブだね!っと言われるほど仲良しでした。

あたしは給料も上がり融通もきくくらいの地位になり、休みも週3回あり。
火曜ははる、木曜はりゅう、日曜は交互や友達と過ごすようになりました。

はるの前では作っていた部分も多少あったので、大人の女でいることが多く。
りゅうの前では素直に甘える子供のようなあたしでいました。

そんな関係を3ヶ月続けていました、平日の昼間はりゅうが家に来てのあいかわらずの生活もはるにばれるかもと言う不安感が出てくるようになり、りゅうに「最近仕事が忙しくて、疲れてるから昼間寝たいんだよね」と言ってしまいそこから浮気がばれることになるとは思わなかった・・・。

りゅうは元々やきもちやきでお客さんと言っても疑ったりしてメールを見てきたりしていました。
お客さんと連絡取るのも嫌がっていて、一緒にいるときはあまりできない
感じでした。
なので、りゅうといる時ははるにもあまり連絡できず次の日に「昨日は寝てた」ななどと嘘をついたりしていました。

はるといる時にりゅうから連絡きてもメールは返すけども電話は眠いや今騒がしいとこにいるからなどと嘘をついていました。

そんな、ある日夏の花火大会が3週連続であることを知って1回目はお客さんと同伴、2回目ははる、3回目はりゅうと、と考えていました。

りゅうにもはるにも、「花火大会2回は同伴入ってるから1回だけ一緒に行こう」と告げました。

それから、何日かたってはるがあたしの家に泊まりに来ていた時です。
昼間から携帯がなりました。
携帯を開くと「りゅう」と出ていました。あたしはあせってシカトしました。

でも、電話はなり続けていて、はるも寝てるしと思い電話にでました。

いりあ「なにぃ?寝てるんだけど・・・。」

りゅう「誰といんのよ!?男だろ?」

いりあ「いないよ〜一人で寝てるから・・・寝むいからきるよ・・・」

りゅう「じゃ〜今家の前にいるから鍵あけて!話あるからさ」

いりあ「むりぃ!眠くて起きれないから。起きたら連絡するから!」

りゅう「ホントは一人じゃないしょ?わかってんだから」(怒)

それから喧嘩になり、りゅうは「も〜いいわ」と言って電話を切り帰ったみたいでした。

夜はるに「用事があるから」と言って帰ってもらいりゅうの家に急ぎました。

「昼間はごめんね。ホント眠くて・・・。」

それから、話をしていると「昼間会いにいったのは花火大会のとき、そのあと同伴しようかって誘うつもりだったのに。」
と言われホントにごめんと謝り許してもらいました。

でもその時にはりゅうはも〜2股をかけていることを確信していたみたいでした。

あたしもばれているような気がしたのでなんとかしなくては、と考えていました。

そんな中、花火大会は3回それぞれと行き秋になった頃、あいかわらず日替わりで2人の彼氏と遊ぶあたしがいました。



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Novel Editor by BS CGI Rental
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