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好きなのに素直になれない気持ち 作者:hime

第1回   付き合うまでの時間
あたし、いりあ22歳の仕事はホステス。普段はマイペース、明るく行動派でも恋になると素直になれず、相手に伝えたいことを伝えられない・・・。

そんなあたしが、今の彼はるくんとの出会いはあたしのお店。
「vogue」(ボーグ)でのこと・・・。
あたしは札幌でやりたいことを見つけるためにこの街に来た。
その時はやりたいことも決まっていなく、まずはお金を貯めるためにホステスとして働くことに!!

1月まだ雪がたくさんある札幌の街。その日はそれなりにお客さんは入っていたけれどホステスをしてまだ、1ヶ月のあたしには指名客などほとんどいなかった。

その日、飲み屋の無料案内所から2人ずれの一組のお客さんが来た。かなり酔っぱらっていてカラオケを歌って騒いでいた。

何人かの女の子が付いてあたしの番が来た。
いりあ「はじめまして。いりあです♡ 」
はる「おっ!!はじめまして!はるです。」
いりあ「はるくんって呼べばいい?」


そんな、会話から始まりしばらくたってはる達が帰ることになり番号を交換した。
その日からあたしは、少しでも指名客を増やすのにはるにも毎日メールした。
もちろん他のお客さんにも毎日していた。

それからはるは、週末になると何度か友達と飲みにきてくれていたが指名がなかなか取れないでいた。
そんな間にもあたしは指名客が増え2ヶ月たった頃には店のNO3に入っていた。

そんなある日、いつものようにメールしていると・・・
いりあ「今日めちゃめちゃ暇なんだぁ↓遊びに来てよ☆」
はる「おうっ!!後で行くわっ」と返信が来た。

でも、いつも呼んで来てくれても指名ないからなぁ・・・そろそろ諦めようかな。
あたしも指名客増えてきたし、新しい客つかむかなっ!っと考えながらは仕事をしていた。

そして少したって始めてはるが1人で来た。
そして、マネジャーが「いらっしゃいませ!ご指名は??」と聞くと
いつもは、「ないよ」と答えるはるが。
「いりあで!」と言ってくれたのだ。それを聞いて周りの女の子が「今まで誰も指名しないでのみに来てたのに、いりあ指名なんてすごいじゃん☆」と女の子達が言ってくれたこと。
はるが初めての指名を、あたしにしてくれたことが嬉しい気持ちで席に付いた。

いりあ「初めてだね、1人でお店来たの!しかも指名くれてすっごいうれしいぃ♡ 」
はる「たまにはねっ!いりあはなんか話しやすいしいい感じだから」
いりあ「ホントうれしい♡ 」

そしていつものように会話をして2時間ほど経ってはるが帰る時に
いりあ「今度ご飯行こうよ!それか遊びに☆」
はる「いいよ!時間あるとき教えて!」

そして、あたしは仕事を終え帰宅した。
いりあ「今日はありがとう&#9825; ホント指名うれしかったし2人で話したの初めてだったからなんか緊張しちゃった (o*・ω<)今度ホントに遊びに行こうね!!また明日ね☆」
メール送信っと!!

それから何日かして、「月曜日あたしの仕事前にご飯いかない??」とメールしてみた。

返事が来た。「いいよ!じゃ〜待ち合わせ場所と時間は??」
いりあ「○○に7時でいい?」
はる「わかった!じゃ〜月曜なっ!」

そして、月曜日約束の場所ではると会った。
居酒屋でご飯を食べながら他愛もない話をしているうちに時間は過ぎた。
いりあ「あっ!!仕事行かなきゃ!あたし10時から出勤なんだ」
はる「おうっ!じゃまた今度な」
いりあ「えぇ〜同伴してくれないの??」
はる「俺同伴とか嫌いだからしないよ。昔の彼女がホステスだった時も1回理由があってしたくらいしかないし」
いりあ「わかった・・・じゃ〜行くね」

はるの友達の話ではるは、元々かなり飲み歩いていたみたいなのでやっぱり、他の人みたいに簡単には思い通りには動いてくれなかった。

まっ!時間をかければ落とせるでしょ&#9825; と思いながら仕事に向かった。
いりあ「今日は無理行ってごめんね↓(´・ω・`)同伴はおねだりしないから、またご飯食べに行こうね」メール送信。
はる「わかったよ!」

それから、はるとは仕事前や休みに少しの時間、週1回外で会うようになっていた。

春になった頃、あたしは元々お客さんだったりゅうとも毎日メールしていた。
りゅうはお酒をあまり飲まないので店に来たのは2回だけだけど、遊んだりしているうちに好きになり夏前には付き合うことになった。

りゅうは毎日仕事中に、サボりあたしの家に遊びに来ていた。
あたしも毎日りゅうと居れることが嬉しくて楽しかった。

そんな中、唯一思い通りにならないはるをどうしても落としたいあたしは「今日仕事前にちょっと会わない?」とメールして夕方会うことになり待ち合わせをした場所に行った。

そして、街をぶらつきマックでご飯を食べながらこんな話をした・・・。
いりあ「今ね、気になる人がいるの・・・でもこの仕事で出会ったから相手がど〜思ってるかわからなくて・・・」(もちろん彼氏がいることは内緒)

はる「聞いてみたら?ど〜おもってるのかさぁ?」

いりあ「でも、それで相手に気持ちがないってわかったらあたし辛いし・・・ホステスとしてしか見てないかもしれないから・・・。たまに会ったりしてるけど、メールはいつもあたしからだから・・・」

はる「でもこのままじゃなにもかわらないよ?そのほうがつらいんじゃない?」

いりあ「そ〜だよねぇ・・・今度聞いてみようかなぁ」
そんな会話をしてその日も仕事の時間になりあたりはお店へと急いだ。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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