作品名:to my dearest
作者:佐伯 あい
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女の子が女の子を好きになったって

男の子が男の子を好きになったって

別に誰も何も言いはしないよね?

好きになったのがたまたま先生だった

好きになったのがたまたま妹だった

好きになったのがたまたま…ただそれだけじゃない

必要以上にいやがるのはどうして?

自分は絶対に異性しか好きにならないから?

勝手に枠を作らないでよ

誰が誰を好きになったって

誰が誰と付き合ったって

それは本人同士にしかわからないものなんだから

まわりがとやかく言えることなんかじゃないから

変わり者を見る瞳で見ないで

かわいそうだっていう顔をしないで

なんにもかわいそうなんかじゃない、ちゃんと人を愛せる

ねぇ、どうして同性愛はいけないの?

ちゃんと説明してみせてよ、誰もが納得するように

言えない?じゃぁ文句を言う資格なんて誰にもないよ

好きになったのが、偶然同性だっただけじゃない…

枠の中でしか恋愛できないなんて、そんなの変だよ
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