作品名:三国仮想史〜董昭伝〜
作者:明哀
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南陽は、あまり発展してなかったが、とても住みよい本拠となった。
現在曹操達は、やはり反董卓連合軍というのを結成し、
董卓を討とうと出陣していた。結局董昭は、
董卓を討とうとしている袁術の本拠地を取ろうとしていた。
が、袁術は先手を討って、紀霊という大将で攻撃してきた。
不意をうたれた董昭は、戦う気力もなく、なんとか沛へ逃亡した。
沛とは、徐州の西にある小城。今は、陶謙の配下、乍融が、守っていた。                                                                                    
董昭は、そこで、陳宮と共に、挙兵することを決意した。
乍融は、人徳も魅力もなく、人々から嫌われていた。
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実は、昨日、姉の董凛が結核で死んだのだ。
董凛は、もともと病弱だった。それに、袁術から攻撃されたときのショックで
病気にかかったのだ。
                                       董昭「おのれ許さん、私の姉を殺した袁術を絶対許さん(涙)。」
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