作品名:砂時計
作者:玉風東風
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まわる まわる 軽やかに
春色の舞台に リズムに合わせ
白馬には銀のたてがみ 金の鞍に赤いサテンのリボン
滑らかな木肌は陽で輝き
若葉より 鳥たちの歌が好き
手風琴の音色を聞きながら
同じ場所を回っているけれど、回るたびに違う景色がある
飽きることの無い 幸せの場所
黒馬には金のたてがみ 銀の鞍に青いビロードのスカーフ
駆ける足は天を舞うように
黄金の藁より 花の香りが好き
お祭り好きな子どもたちの笑顔はかわらない
いつかこの舞台から離れても
めぐりくる時の中で いつかまた合う
あの柵の向こうで手を振る 穏やかな笑顔はあの頃のままで
まわる まわる 軽やかに
夢の終わらない 小さな 回転木馬
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