作品名:RED EYES ACADEMY U 脱走
作者:炎空&銀月火
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「はぁっはぁっ…くそっいったい何人目だよ…」
 三十組目の戦闘部隊を撃退し、なおも凛は逃げ続けていた。しかし、後から後から攻撃隊はやってくる。
(なんで居場所が分かるんだ…?まさか発信器が!?)
 慌てて服を探る。だが、発信器らしき物は無い。ふと思いついて校章も調べるが、よく分からなかった。
 しかし、真っ直ぐにこちらに集中している敵。どうみても居場所を知られている。
 ふと思いついて凛は立ち止まった。そして商店街の方へ走り出す。
(攻撃が途絶えた。まだ次の隊が到着していないようだ…。ならば)
 この隙を利用しない手はない。
 すでに時間は深夜二時。当然商店街の店は閉まっていて、店の人も家へ帰っている。
 凛は小さなスポーツ用品店の前で立ち止まる。
 まあ、いいか。
 そう考えて、息を大きく吸う。次の瞬間、拳が弾丸のようにシャッターに打ち込まれ、鋼鉄製シャッターは音も立てずに破壊された。その穴からそっと忍び込む。
 スポーツ用品店の中には様々な物がならんでいた。その中からスポーツウェアを選び出す。小さな店だったのであまり種類はなかったが贅沢は言っていられない。凛はその場で服を着替えた。
(考えてみれば、凄く目立つよな、この服…)
 彼女が今まで着ていた服はアカデミーの戦闘着。黒いタンクトップに赤でREAとプリントしてある。さらに、丈夫な生地のアーミーパンツに戦闘ブーツ。しかも、血まみれ。
こんな格好で町中を歩いていたら明らかに浮いてしまう。
 近くを見回すと、スキー用のサングラスやボールなどが雑然と並べられている。使える物は無いかと色々と漁ってみる。
 数分後、壊れたシャッターから人影が現れた。黒いジャージ上下の人影は、闇にとけ込み商店街の奥に消えていった。
 そしてその十分後、第三十三攻撃部隊がスポーツ用品店に到着、店の中で発信器つきの校章を発見した。


中・・・ネタねぇな・・・(泣
どーも、銀月火です。さあ、そろそろ脱走事件はひと段落を迎えます。がんばれ凛!
凛:・・・・・・あっ
銀:?
凛:間違い発見したかも。
銀:え”?
凛:お前が前書いてた戦闘着イラスト、タンクトップ白だったよな?↑・・・。
銀:・・・ま、まあ、黒でも大差ないって言うかさ、ねぇ?いいじゃん、たぶん・・・
凛:お前の頭の中で私が《白》、黎が《黒》なんじゃなかった?
銀:突っ込むな☆

えー、たぶん間違いじゃないと思います。当時の自分の心なんて、誰も知らないんだからいいじゃないか!私はただの一読者だ!
「逃げたな・・・」by凛
ほっとけ。

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