作品名:なんちゃってソードレボリューション
作者:殻鎖希
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Mission3 本音トークで語り合え
〜ソドレボぶっちゃけ座談会〜

フィズ「今回のミッションの目的は、皆でぶっちゃけトークをしてワイワイ盛り上がる事だ。
 早速始めようぜ」
ミレア「また、今までのミッションとはえらく趣が変わったものね」
フィズ「ソドレボ1のミッション3は、コメディにするにはシリアス過ぎるし、何より長いし」
ミレア「私の出番も少ないから、カットしてくれたのはありがたいんだけどね。
 でも、トークと言っても、何について話すの?」
フィズ「内容は、ソドレボ1及びソドレボ2について。もしかしたら、未公開のソドレボ3の予告なんかもあるかもよ」
エリ「わ〜!楽しみだね〜」
ミレア「あ……いたんだ、エリちゃん」
エリ「エリは〜、ご主人様の秘書だから〜」
ミレア「秘書というより、メ○ドの方が似合ってるんじゃない?」
エリ「アハハハハハ♪萌え〜♪」
フィズ「あんたじゃ萌えねえな」
ミレア「……これが萌えって言うやつなの?どこかで聞いた様な台詞も出てくるし。○薙京ファンから苦情が来ない内に早く始めましょう。
 で、第一回目の座談会では何を話すの?」
フィズ「うむ。
 物語の基本は主人公にあり!って事で第一回目はこの俺、フィズ・ライアスについて色々とぶっちゃけてみようと思う」
ミレア「いきなりフィズの話?
 そうねえ、フィズと言えば……」
エリ「おねしょを十歳までしてたんだよね〜」
フィズ「それはパロディ設定!
 あくまでも本編の、オリジナルの俺について、ぶっちゃけてくれよ」
ミレア「でも実際、おねしょしてたんじゃないの?フィズ。
 パグラムさんも怪しいって言ってたわよ」
フィズ「してねええぇぇっ!」

ミレア「冗談はともかくさ。
 フィズって中途半端なキャラだよね」
エリ「あ〜、分かる〜」
フィズ「ちょっと待て。俺のどの辺が中途半端なんだよ?」
ミレア「強いのか弱いのか、はっきりしない所とか」
フィズ「強ぇよ!強えに決まってんだろ!」
ミレア「本当に?ちょっと確認してみようか?
 エリちゃん、お願いね」
エリ「は〜い。今回、エリがご主人様の戦績について調査してみました〜。見てみたいと思いま〜す」
フィズ「ギクッ!」
エリ「記念すべきご主人様の初戦闘は〜、アインの村で人喰い花戦で〜す。この闘いでは、一応ご主人様が勝利を収めています〜」
フィズ「ほ……ほら、見ろよ。強えじゃねえか」
エリ「ご主人様、ちょっとビビり過ぎ〜」
ミレア「『どうせ死ぬんだったら、格好つけて死にたいもんだよなあ。人間誰しもよお!』とか叫んでた辺り、相当苦戦してたみたいだけど」
フィズ「……何故その事を知ってるんだ?」
ミレア「パグラムさんに聞いたの。
 まあ、あの闘いはパグラムさんに助けがあって、さらにその上一か八かで発動させた風魔法が成功したからこそ勝てたのよね。フィズ一人で勝ち取った勝利とは言えないわ」
フィズ「うっ……!」
エリ「次の闘いも見てみましょ〜。
 ターミアル城下町に向かう最中に、ご主人様は〜謎の女剣士マキと闘っていま〜す。腕を斬られたご主人様ですが〜、一応は勝利しました〜」
ミレア「あの時も私が一緒にいて手伝ってあげたのよね。私の火魔法がなかったら、負けてたかも知れないわよ?」
フィズ「んな事ねえよ。あの時なら、俺一人でもマキには絶対勝ってたって!」
エリ「と、こう主張しているご主人様ですが〜、次の闘いを見てみるとその言葉の信憑性も〜、大分怪しいで〜す。
 次は〜、廃城と化したターミアル城で、青紫のピエロ、シギと闘いました〜。結果は〜、惨敗で〜す」
ミレア「何とか一発攻撃を当てる事には成功してたけど、その後はボロボロにやられちゃったのよね。マキが助けてくれなかったら、確実に死んでたわよ?貴方」
フィズ「うぅ……」
ミレア「シギとある程度互角に闘っていたマキは、貴方よりも強いと判断するのが妥当よね。
 卒業試験場でシギを倒した時も、私の助けがあったからこそ勝てた様なもんだったし」
エリ「うわ〜……他力本願な人がいるよ〜。
 ちなみに〜、ソドレボ2の方でも〜、ジュウオウとかキソウとかっていう、ボスクラスの敵には〜、ほとんど歯が立っていませ〜ん」
ミレア「スクールでキソウと闘った時もボロ負けしてたわね。
 フィズってさあ、何て言うか、ボスキャラに勝てない主人公なのよね」
フィズ「言うなああぁぁっ!それを言うなああぁっ!」
ミレア「あ……気にしてたんだ」
フィズ「大体よぉ……あいつら、基本的に強すぎるんだよぉ……(いじいじ)」
エリ「あ、いじけちゃった……」
ミレア「情けないなぁ……もっと強くなろうよ、フィズ」
フィズ「そうだよなぁ。今のままじゃ、ジュウオウ達には絶対に勝てやしねえ。何とか力を蓄えないと。
 見てやがれ。俺はもっと強くなってみせる!」
エリ「なんか、ご主人様って〜、基本的に格好つけるよね〜」
ミレア「そうよね。聞いてて、恥ずかしくなる事があるわ」
エリ「格好悪〜」
フィズ「……あの、これ以上俺の傷を深く掘り下げるの、やめてもらえます?
 て言うか、他に何か言う事ないのかよ?」
ミレア「未成年なのに、平然と飲酒してる不良」
フィズ「ソドレボワールドでは、一七歳ってのは成人として扱われてんだよ!
 他にももっと、良い所があるだろ?主人公なんだぜ、俺って」
エリ「例えば〜?」
フィズ「例えばだな………………(黙考)」
ミレア「自分でも悩んでるじゃない」
エリ「この人って〜、主人公には向いてないのかもね〜」
ミレア「やっぱり次回作からは、この私が主人公に!」
フィズ「だああっ!それだけは勘弁してくれ!
 すみませんすみません!これからは努力して、長所溢れる人間になります!腕の方も磨きます!」
ミレア・エリ『……格好悪〜』
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