作品名:EXERUTZ ディレクターズカット版
作者:KASI-龍
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序
第弐次世界大戦中のドラウ―――いや、ヴァイル・ゾラが大量殺人を行った。その方法は、毒ガス、一斉射殺、そして、『GAITZ構想』と呼ばれるガイツ博士が1928年に提唱した人体実験。
人体にある細胞の活生化を促す人工細胞を投与して殺戮兵器を作ることが目的だった。しかし、結果は投与された人々はある人は体中の穴という穴から血を噴出し、脳が損傷するという結果だった。
一部を除いては・・・・・。1200000。この実験の被害者の数だ。その中で12人生存している。10万分の1.その奇跡的な生存確率によって選ばれた人間、そして後に第参次世界大戦を引き起こし、その中心となった部隊、『テンペスト』のリーダー。
上野 零次
コードネーム:エグゼルツ・ゼロ
『テンペスト』 この部隊の名が世界を混沌に陥れるまでそうはかからない。
第弐次世界大戦終結まであと4年の冬だった。
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