作品名:三国仮想史〜董昭伝〜
作者:明哀
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166年、董昭は済陰郡に生まれました。その後。董昭は、蔡邑という学者から、
学問を習い、典偉という武者から、武芸をならい、文武両道の、
将軍になりました。18歳の時(184年)民が全国一斉の叛乱を起こし、
張角、張宝、張梁の3人が率いてました。
それに漢は大混乱を起こしました。
漢の大将何進は、曹操、董卓、盧植、皇甫嵩、劉焉の五人と各々8万の兵で、
討伐する事にしました。物語は、ここから始まります。
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何進「曹操は河北、董卓は涼州、盧植は荊州、皇甫嵩は楊州で叛乱を鎮めよ。」
何進「劉焉はわしと共に、益州の叛乱を鎮める。」
5人「分かりました。」
この時、董昭は河北の勃海というところに住んでいました。住民でありながら、
黄巾賊とも幾度となく戦いました。曹操は、この勃海から
黄巾賊を討つことに決めました。曹操は、勃海で、董昭と会いました。
曹操「そこの者ぉ〜。」
董昭「何でしょうか。」
曹操「私に仕える気はないか。人々の話によると、おぬしは此処の賊を単身で討伐して   いたそうな。」
董昭「はい。分かりました。粉骨砕身、殿のために働きます。」
曹操「おう、頼んだぞ。董昭。」
こうして董昭も、賊討伐の一員となりました。
勃海を荒らすは張宝の配下高昇と阿会獄。その武将たちは、
略奪略奪を繰り返していました。
曹操「董昭、おぬしは、本当は学者だったそうな。おぬしの意見を聞こう」
董昭「はい、高昇と阿会獄は、あまり仲がよくありません。それは、私が、
   何度も戦ったときに知りました。それで、片方にもう片方が、
   内通しているという報せを流せば同士討ちを行います。
   そこで曹操殿の軍で蹴散らすのです。」
曹操「なるほど。その計画はうまくいくかもしれん。よし、その作戦でいこう。」
全員「はっ。」
こうして曹操は、董昭の意見を利用し高昇の首を上げました。
董昭は、曹操の重臣として、何度も献言をしました。
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