作品名:さ迷える道
作者:鴇
■ 目次
怖がる自分がいる。
けれど、強くなろうとしている自分もいる。
がんばれという一言でいいから貰いたい。
けれど、欲張りな自分には誰も送ってくれない言葉。
さぁ立ち上がろう。
けれど、土台がない。
立ち上がる力がでない。
動く気すら消え去って行った。
真っ暗な部屋に閉じこめられ、
手探り状態の僕。
ヒカリを探そうとする僕。
まぶしい光が入ってくる
そんなことを夢に見ながら目を開ける。
いつもの天井が見える。いつものカーテン。
カーテンを開ける事に抵抗がある。
そこから自分の弱みが覗き込んでいる気がしてならない。
いつ自分がこの窓を怖がって、ベッドにもぐり続ける日々になるのか怖い。
だから自分は強くなる。
立ち向かってカーテンを開ける。
何を見ようと
何を見られようと
頑張れる自分になる
まっすぐ進む道路が見える。
あの道をずっと歩いたらどうなるのだろう。
まっすぐ前を見る。
まっすぐ自分の弱さと向き合う。
自分の道を歩み続ける。
自分に置かれた立場を歩き続ける。
迷ったときには立ち止まって悩んで、いっぱい悩んで行こうと思った。
けれど、
怖いものは怖い。
心の闇に勝てる自信もない。
きっともう一人の自分がいたらきっと助けを求めてしまう。
けれど、一人で戦わなければならない。
そんな出来事に襲われたことはないだろうか
結局答えなんか見つからない
こんな暗闇の世界で
手探り作業を進めていくしかないのかもしれないんだ。
もしあなたが道に迷ってしまったらどうします??
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