作品名:お月様
作者:米沢 涼
■ 目次
 月

 星と共に一緒にいる
 綺麗なお月様
 お月様に
 お願いすると
 かなったりしたりしないかな

 小さい頃
 ずっと考えていた
 ギュウッと
 両手を握って
 目をつぶり
 ゆっくりと願い事を
 三回繰り返す

 流れ星
 願い事
 三回言えれば
 かなうという

 両手をそろえるうちに
 すっと消えてしまう
 流れ星
 一度も成功したことが無い

 なら『月』に願ってみよう

 この世界に
 『戦い』というものを無くし
 もっと機械に頼らない
 日々にしてくれないか 

 地球を守って
 世界の皆が
 幸せを送られるよう
 差別をなくして
 男なんだから
 女なんだからという言葉をなくし
 もっと自由に仕事をして 


 言うなら弥生時代
 戦争が無かったと言われている
 あったとしても
 あまり
 大きなものではないと
 願っても痛い
 それに
 その時代に
 地球を壊すくらいの
 物はないだろうから

 のんびり
 皆との生活を
 楽しんで生きたい 

 平和で行きたい
 
 そんなことと
 誰もが思ってしまうだろう
 だけど
 こんな世界だから
 思ってしまうのだろう
 こんなことを思わないよう
 平和でいよう
 これからのことを
 考えて

 
 そんなに大きな
 ビルを建てないで
 綺麗なお花達が 綺麗なお月様を
 見られなくなるから
 日光を浴びられないから
 お月様に
 お願いが出来ないから

 ひょっこり顔を出す時間
 夜 

 夜は好き
 なにもかもをスッキリさせて
 明日を待てるから
 お月様と一緒に
 いられる時間だから
 
 一緒にお月様に
 お願いしようよ 

 『平和になりますように』って・・・・ 
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