人は死ぬ時、何を見、何を想うのだろうか。万人がそれに畏怖する反面、「その時」何が起こるのかを事前に知りたいという欲望を持つ。 人は生きる物の「死」を前にして誰もが無力であり、誰もが平等である。どれだけの富と名声を得ようとも、朽ち果てる姿は皆同じであり、いかにそこに荘厳な美学を求めるかだけであろう。 そして、『死後』の世界に救いを求め、「来世」を信じ現世の功徳を積む。 神仏、いや宇宙が与えた永遠の真理は、「生と死」のみであはないだろうか。