[馬の耳に風]

MAKING APPEND NOTE
Ryou への返事
友吉。さうぢやねえつたら、わからないかなあ。
お種。ぢや、あたしがかうしてるから行つて御覧なさい。
友吉。(行く真似をしかける)
お種。行くなら、かうするわよ(友吉の喉を締める真似をする)
友吉。おい、止せ。
お種。ぢや、どうしても行く気なの。
友吉。そんなことしちや、息がつまるぢやねえか。
お種。(急に手をゆるめ)そんなら、あたしを殺してから行くならいゝわ。
友吉。そんなことしたら、行く前につかまつちまはあ。
お種。あたしが、自分で死んであげるわ。
友吉。そんなことして貰ひたかねえよ。
お種。貰ひたくなくつても、してあげるわ。よくつて、見てらつしやい。(急いで、流しから刃物を持つて来る)
友吉。(戯談にして)あぶねえつたら……。(刃物を取り上げようとする)
お種。(それを渡すまいとする)
友吉。云ふことを聴かねえか。
お種。それは、こつちで云ふ台詞よ。こら……。(と云ひながら、いきなり、刃物を自分の喉に擬する)
友吉。(慌てゝそれを制する)
お種。放して……放して……。
友吉。おい、馬鹿、止さねえか。(刃物をもぎ取る)
お種。死ぬのには、別の方法がいくらもあつてよ。
友吉。(途方に暮れて)悪巫山戯はよしてくれ。
お種。巫山戯てると思つてるの、あんた。

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