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その守戸の十年交替が

  その守戸の十年交替が 青山エリアでツヤ髪がおすすめの美容院 2014/06/17 22:17:02 
その守戸の十年交替が [返事を書く]
その守戸の十年交替が、ついに永久的のものとなったと存じます。課役を免ぜられ、生活の安全が保障されておりますと、その職務はよし賤くとも、乞食を三日すれば忘れられぬという諺の通りで、三年が十年になり、遂に永久的のものになるのは自然の勢いでありましょう。しかし守戸はどこまでも良民で、筋がよい。延喜式にも明らかに陵戸と守戸とを区別してあります。守戸はかく筋がよいのでありますけれども、その執る職務は賤しい。ことに中世陵墓の制も紊れて、守戸の扶持も行き届かぬ。人口はだんだん増して来て、生活に困難を生じて来るという事になっては、彼らは自然慣れた職業からして、陵墓以外一般世間の墓番をさしてもらう。葬儀の世話もする、屍体の取片づけもするという事になって、所謂隠坊に堕落してしまっては、名は良民の守戸たるシュクでいても、世間から賤視せられるに至るのは、けだしやむをえなかったでありましょう。そうなって来ると彼らは、河原者や産所の者などと同じく、遊芸もやれば掃除人足にもなる。もと河原者たる京の悲田院の仲間と同じく、市中や村落の警固、盗賊追捕などの事をもやりました。兵庫の夙の如きはそれでもって、毎年町から五貫文、湯屋・風呂屋・傾城屋から各二百文宛、金持ちの祝儀・不祝儀の際にも各二百文宛を、権利として徴収することを認められ、また盗賊を捕えた時には、その身付の衣服をも貰う権利を与えられていました。これは慶長十七年の片桐且元のお墨付がありまして、徳川時代になっても、確かにそれが元禄頃まで実行されていた証拠の書類が遺っております。この点に於いてはかの番太などいう仲間と同じものであったのであります。
青山エリアでツヤ髪がおすすめの美容院 2014/06/17 22:17:02

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