狂人の詩 トサカ 2006/12/14 20:31:56 └世界の鬱憤を背負ったような眼だった。 トサカ 2006/12/16 05:09:22 └カシャンカシャンタッタッタッタ トサカ 2006/12/20 22:07:00 └----------------------------------------... トサカ 2006/12/21 02:26:44 └----------------------------------------... トサカ 2006/12/24 21:08:20 └今日も日が沈む。多分明日も昇り、沈む。 トサカ 2006/12/27 01:18:34 └----------------------------------------... トサカ 2006/12/28 11:12:19 └まっ白だ トサカ 2006/12/29 17:00:38
| 狂人の詩 [返事を書く] | ||
| 理由はくだらない 些細な事だ。 だが、僕にはそれだけで十分だった。 寒すぎる11月の風に眺めの髪が靡いていた。 自分の家なんかよりずっと光の粒は小さく、鮮明で、そして幻想的だった。 僕は空を飛べるのかな? 突発的にそんなことを思った。 クラスの「連中」と喧嘩した。 そう内容は1対30の袋叩き 実際参加するのは2,3人だったけど他の連中の刺すような視線は明らかに敵意だった。 僕は嫌われ者だ。当然そんなことも解ってはいた。 でも 何かが狂っていた。 親にも担任にも相談した。 能力のないだろう担任はどうしようもなく 「折れずにいればきっと相手も飽きるだろうから」 そんな途方にくれるような言葉は親のものだ。 そう 何かが狂っていた。 怨むは差別ある暴力か? 責任放棄を公言したような親と教師たちか? 僕は求めようとしなかった。 結論は要らなかった。 結果があり、行動があった。 今、足をとめたら 次はないと思った。 追わなければ失う そればっかりだった これを思うことだって、もう次のないものかもしれない。 そう 何かが狂っていた。 ------------------------------------------------------------ 眼前が全部黒い。 横に長いぼやけた星や揺れの目立つ月があった。 揺れている? 空には水面を媒介にして輝く星空と足元にはブラックコーヒーよりも黒い水があった。 僕以外の人間がいない。 そしてそれを証明するかのように音のない世界。 オリオン座のない冬の空だった。 いや、違う 敷き詰められたように法則的にならんだ星空を 僕は知らない。 星が大きくなる 空が落ちてきた。 ----------------------------------------------------------- 夜が明けると 僕はいつものベッドの上にいた。 突然の目覚めだった。落下する夢をみたような感じの目覚め。 とんでもなく綺麗な世界をみた。 こんなことが、たまにある。 昨日、僕は飛べなかった。 結局は恐かったのだ 17年を代償にこれからを捨てるのが。 跳んで 熟れたトマトみたいに潰れるのはごめんだった。 死の間際の生への執着が恐怖を与えたのだ。 | ||
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| 世界の鬱憤を背負ったような眼だった。 いつもの洗面台を前にして思う。 厚手の寝巻きをまくると 青い、いくつもの痣があった。 一方的な肉体的暴力は精神も痛めつける きっと、僕の心も目に見えるのならばこんな感じになっているのだろう。 麻痺して、もう諦めたような背中。 とりあえず学校へは行くことにした。 ただひとりの学び舎へ向かう。 教室をくぐると 横目で笑う連中ばかりだった。 「また莫迦が来た」みたいな目だ。 自分の席に着くと、これまでに感じたことのない違和感があった。 隔離空間みたいに距離のとられた机 実際は些細な距離だったのだろうが 今の僕にはこの距離は他者との溜息が出る程の距離だった。 まるで人間扱いされてない 解りきった事を思った。 担任が教室に入り、形だけのホームルームを行った。 僕が相談してから一度としてその内容に触れる様子はない。 結局僕が莫迦だったのだろう 他人を当てにするなんて。 孤立とはこういう事なのだろう。 誰にも頼らず 独りで事を成す力をつけなければならない。 信用や信頼なんて無い。 人間社会的にそれは存在しない といった事になるのだろう。 自己の存在を確かなものにしたかったら他人とコミュニケーションを取ればいい。 だがそれは 他人とコミュニケーションを取らなければそれは不確かな存在だという事の裏返しだ。 僕はここにいない。 中学校時代はまだ友人はいた そのグループで遊んでいたときのことだ。 僕の一番の友人AがBと語らってる。 僕も混ざれる内容だった。 ただ 入れなかった。 なにかが僕を邪魔した。 そして 僕はそこにいなかった。 些細なことだが そんなことはここから始まってる。 学校を早退した。 午前中の早退だったので いま家でカップ麺にお湯を注いでいる。 意志薄弱な僕は とりあえずしばらく家からでない事にした。 その場に人間がいなかったら 僕が孤独を感じることは無い。 孤独は孤立から来る。 孤立は人間がいる空間でしか起きない。 もし 独りでいるときに孤独を感じるなら そんなのは幻想だ。 孤独をどこかで望む自己が起こす自己満足に過ぎない。 そのことは 理性的にも 感覚的にも解っていた。 僕はひとりで独りになることにした。 | ||
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| ▼ Re: 世界の鬱憤を背負ったような眼だった。 [返事を書く] | ||
| カシャン カシャン タッタッタッタ 床の下には生活の音が鳴っていた。 僕が登校拒否をしてからもう1週間 そして部屋にこもって4日になる。 「学校に行きなさい」 それが親の言葉だった 問題の当事者でもない人間に口出しされても苛付くというものだ。 他人みたいな家族との関係にも僕は疲れきってしまった。 彼らは僕にとって 本当に外側の人間になってしまったらしい。 でも そんな事にすら僕は関心をもてなかった。 いつの間にか部屋の前に食べ物が届くようになった。 便利でいい 誰もいなくなって貪る音と道路の音が聞こえた。 容器の残骸が制した部屋で、閉ざしたカーテンを見る。 醜い姿の世界を 想像してみる。 いまは遮られた、もう僕のいない世界 そこで生きる術はもう僕にはない。 通っていた学校、いつもの近道、コンビニのチャリ置き場 僕は一体何処にいたんだろう 無駄な模索で無駄なものを探して そんななんにもない一日が沈んでいった。 | ||
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| ▼ Re: カシャンカシャンタッタッタッタ [返事を書く] | ||
| ----------------------------------------------------- 世界はこんなにも「狂気」に満ちていた 空が紅い 日没の赤じゃない赤さだった 太陽が血を零す 雲は紅く染められていく 声も酸素も世界も押し潰される ----------------------------------------------------- もう何度日が昇っただろう そう呟いてみる 誰が聞くでもない。 たったひとつの自分の証明。 たまに存在し得ない世界に居る という錯覚に溺れることがある。 ながいながい夢 ひとりで眺める秋空 千切れてながれていく雲 そんなときに、僕はひとり語を言う。 僕は「ホンモノ」に居る。 自己で曖昧な実感に落ち着く。 丁度去年の今頃の話だ。 僕は中学の頃からの友人と些細な事で喧嘩をしてしまった。 僕がその日の夜悪夢を見ているような感覚に襲われた。 目覚めることを望む僕に 朝は訪れなかった。 だが、 自分に非はない。 互いにそう思っていたのだろうか、僕達はその日以来すれ違っても目を合わそうともしなかった。 あの日の感覚に似ている。 だが、現実がある前提で見ている「夢」と 突発的に溺れる精巧な落とし穴のような錯覚とはまったくの別格だ。 じゃあ、僕は戻りたいのかもしれない。 ひとのいるところに | ||
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| ▼ Re: ----------------------------------------... [返事を書く] | ||
| ----------------------------------------------------- 陽は西へ沈み また東から昇る 悴んだ手に白くなる息を吹きかけて、とりあえず寒さを紛わせてみる。 あと8時間先の朝日を待つように 僕はあの男を待つ。 ----------------------------------------------------- 肩に気だるい痛みがあった。 時計の時刻は午前9時 クリアなセピア色の車庫にさえ、もう霜の張る季節だ。 最近僕は疲れているのだろうか 思考が出来ない。 人のいない環境にいるとこうなるのだろうか 確かに自分以外に人間がいないのなら考える必要はないだろうが。 透明の時間がながれる。 白と黒だけの世界が懐かしい。 僕の居ない世界と、僕が居て世界のないところ。 肩がミシミシと軋んだ 旧い 木造の校舎の音を立てて。 | ||
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| ▼ Re: ----------------------------------------... [返事を書く] | ||
| 今日も日が沈む。 多分明日も昇り、沈む。 家の人間が寝静まった頃、僕は習慣的に外へ。 こんな習慣がついてどれくらいたったろう どーでもいいことを「考え」 大事なことを消化して異物のように排斥する。 こんな生活が始まってどれくらいたったろう 「今日もかい?」 気づけば今日もあの男がいた。 ----------------------------------------------------- 血管が熱い。沸々と煮え立つイメージ。 総計37の世界をみてどうしようもなく興奮している。 紅い泉 37枚のカードと それ以上の僕 止まらない思考、排斥、停止、破壊 永遠のサイクルが僕を雁字搦めにする。 ----------------------------------------------------- 朝、鏡が割れていた。 夢のような37枚の世界の出来事を思い出す。 多分 僕がやった事だろう。 こんなになるのは予想していた。だけど他人事でもない切り傷の痛みには済ました顔は出来ない。 一応傷口から破片を取り除き、消毒する-- 久々に味わう現実的な痛みに 顔が綻ぶ --僕は狂ってしまったらしい。 初めての自覚症状だった。 | ||
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| ▼ Re: 今日も日が沈む。多分明日も昇り、沈む。 [返事を書く] | ||
| ----------------------------------------------------- 天井を見上げ、そこに手を翳す。 青紫色の不気味な光がみえた瞬間、僕に襲い掛かる強烈な殺意を意識する。 死に直面しかけた人間は、そこから逃げる事しか思いつかない。 僕は暗闇の中、 前方に堕ちていった。 ----------------------------------------------------- 12月後半、温暖化の進んだ地球に雪は降らない。 替わりに小雨が降っていた。 どうやら降り始めみたいで渇いたアスファルトの上にポツポツと跡を残していく。 辿りついた此処は、いつものあの場所。 雨の日にまで来るほどあの男も商売熱心ではあるまい。 違う? あの男とは違う同じ格好の2人組みの男がこっちに向かってくる。 「------------------------」 僕にはその男の言葉がよく聞こえなかった。 | ||
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| ▼ Re: ----------------------------------------... [返事を書く] | ||
まっ白だ 上下左右全てそうだった。 辛うじて右の壁には微妙に灰色がかったドア 反対にはベッド。 必要最低限のものしかない。 そろそろ切れる頃合だ まっ白な世界では僕の青紫は唯一の光源のようだ。 シロが激しく動く 光の線が走る 青紫に紅が混ざっていく ------------------------ 12月某日。警察が麻薬所持の疑いを持つ少年を重要参考人として確保。後に麻薬使用の痕跡を発見。家宅捜査を行った結果、大量の大麻が発見された。少年の年齢は17歳、高校でトラブルを起こし部屋に引きこもるようになった。クラスメイト達は様子がおかしかったと証言。担任、保護者はいじめの相談を受けたのだがクラスメイト達と少年の証言が一致しておらず手付かずになった。クラスメイト達は「正当防衛」だと主張するなか少年は「いじめ」と発言したらしい。また、少年の背中や腹部に大量の痣が見られたがいじめによって出来た痣ではないと警察は断定。なお腕には大量の注射痕が発見された。近年麻薬所持者が増加している。現代の子供の抱えもつ社会への不安はますます大きく、そして見えにくくなっている。少年犯罪も増加しているが、しかし本当に我々は問題の受け手でいて良いのだろうか。まず、気づく事が少年犯罪、全国の犯罪の減少に繋がるのかもしれない。 | ||
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